動きが悪いと給油?

 ビデオデッキの修理で、多かったのはテープを無理矢理に引き出そうとしたら、動かなくなった、という修理依頼でした。

 ビデオテープを取り出そうと取り出しボタンを押しても出て来ないため、ご主人がフタを開けて、無理矢理にテープを引き出そうとした後に、動かなくなったという事です。
 更に、動きが悪いのなら、油を差せば動きが良くなるだろうと、ギアの周りに給油したら、全く動かなくなったという依頼でした。

 ビデオデッキのメカ部分には、確かにグリース等の潤滑剤を定期的に塗る必要がある部分もあります。
 しかし、逆にブレーキを掛けて動きを止める部分もありますので、間違った部分に油を差してしまうと、逆に正常に動かなくなります。

 テープが出なくなる原因は、油切れという簡単な原因の場合は少なく、もっと機械的・電気的な原因やテープ不良で起きる場合が多い様です。

 この様に間違って油を差してしまった場合には、メカ部分のギヤ等の部品を全て交換する事にもなりますので、レンタルビデオの延滞料金より、遙かに高い修理代が必要になる場合が殆どですし、無理に引き出せばビデオテープを切断したり破損してしまう事にもなります。

 最近は、海外製の安いビデオデッキがありますので、殆どの方が見積もりだけで修理を諦められました。

 ご自分で、直そうと開けて、結局壊されたりしなければ、簡単に直せる場合も多いのですが・・・これは、最近のDVDやCDプレイヤー等、機械部分がある他の家電品についても同じ事が言えます。

 しかし、メーカーに出せば見積もりだけでも料金を取られますし、ある海外製のメーカーでは、近くにサービスが無く、遠くに送って修理しますからテレビデオの修理代は最低1万5千円から、というメーカーもありました。(新品が16800円(^^;;)

 この様な、困った家電品?を修理するお店や技術者が、どんどん減っていっているのは、残念な事です。(私も辞めてしまいましたが(^^;;)

 そうやって、捨てられるビデオデッキを山ほど見てきましたが、殆どが海外へ送られて行ったのでしょうね。